ブランドムービーのナレーション|声を前に出す場面、抑える場面
最初に決めるのは、声の大きさより「この場面の役割」
ブランドムービーで「声を抑えたい」とき、すべての文を同じ弱さで読むと、大切な言葉まで埋もれることがあります。まず、言葉で理解してほしい場面なのか、映像を感じてほしい場面なのかをカットごとに分けてみましょう。
ここでいう「声を前に出す」は音量だけの話ではありません。入るタイミング、強調、語尾、無音の長さを含めて、どこへ注意を向けるかという演出の判断です。この記事の構成例は架空の映像を想定したもので、実案件の制作記録ではありません。
発注から納品までの手順を通しで確認したい場合は、企業VPナレーションの依頼の流れに5つのステップで整理しています。
三つの役割で、原稿に印を付ける
| 役割 | 映像の例 | 読み方を相談する観点 |
|---|---|---|
| 情報を渡す | 社名、事業内容、初めて登場する技術 | 言葉の区切りと、固有名詞を受け取る時間 |
| 映像を支える | 人物の表情、手元、風景 | 声が入る位置と、説明を足さずに残す間 |
| 印象を結ぶ | 最後のメッセージ、ブランド名 | どの一語を残すか、語尾とロゴ表示の関係 |
同じシーンが二つの役割を持つ場合もあります。分類すること自体が目的ではなく、ディレクターとナレーターが「今はどちらを優先するか」を話すための印です。
30秒の架空の映像なら、こう整理する
たとえば、手仕事を紹介する短いブランドムービーを考えます。以下は構成を考えるための例で、推奨尺の決まりではありません。
- 冒頭の手元:作業音と動きを見せる。声を入れる前に、何を見ているか分かる時間を取る。
- 工程の紹介:「一つずつ、確かめる。」という言葉で、手元の意味を補う。すべての動作を実況しない。
- 完成品のカット:「その先の毎日のために。」で視点を使う人へ移す。語尾をどこまで残すか、次のカットと合わせて試す。
- ロゴ:ブランド名を読むか、映像だけで終えるかを先に決める。
原稿の文が少なくても、読みの判断は必要です。逆に、説明が必要な製品映像へこの抑え方をそのまま持ち込むと、情報が足りなくなることもあります。映像の目的に合わせて使い分けます。
「抑える」を共有するときは、残すものも書く
「感情をなくす」「小さい声で」という言葉だけだと、望む結果から離れる場合があります。たとえば「落ち着きは残しつつ、製品名だけは明瞭に」「語りかける距離は近く、最後を大きく締めない」のように、抑える部分と必要な部分を組み合わせます。
絵コンテや仮編集に、主役:映像/言葉、残したい一語、声の入り・終わりの三項目を書くだけでも、収録前の話し合いに使えます。音楽が仮の場合は、その前提も添えてください。
候補を比べるときは、同じ場面に戻る
音源ごとに原稿やBGMが違うと、好みの理由を声だけに絞れません。「企業VPの落ち着きが合う」「CMの入りが参考になる」と、借りたい要素を言葉にしてみてください。別原稿のサンプルを、同じ原稿の演出比較として扱わないことも大切です。
このサイトでは、企業VPの音源とBGMなしの音源を聴けます。原稿・音楽の条件が異なる既存サンプルです。候補の位置を共有リンクで渡し、何が映像に合うと感じたかを添えてください。
相談は、完成した原稿より前でも
「このカットは映像を見せたい」「最後だけ声を残したい」という段階からご相談いただけます。参考映像があれば、フォームの任意欄でURLをお送りください。
小林将大の企業VPナレーションは3分尺 ¥50,000〜。使用媒体・期間・地域などにより個別見積となります。ご予算が決まっている場合は、その範囲で対応できるかご相談ください。映像の方向性を相談する。
ナレーションのご依頼は ¥50,000〜。原稿確定後、通常24〜48時間で納品します。お急ぎの場合はスケジュールに応じてご相談ください。
※ご予算が決まっている場合は、その範囲で対応できるかご相談ください。

小林 将大Masahiro Kobayashi
Professional Narrator
企業VP、CM、ドキュメンタリーなど年間200本以上のナレーションを担当。高品質な宅録環境を完備し、スピーディかつ最高水準の音声データを提供します。
サンプルボイスを聴くあわせて読みたい記事
説明的に聞こえるナレーションを変える、演出の伝え方
「もっと自然に」をどう伝えるか。映像ディレクター向けに、聞き手との距離・強調・語尾・間を分けて相談する方法と、そのまま使える指示例を紹介します。
仮編集で共有したいナレーション情報|収録・MA前の確認メモ
仮ナレから本番収録へ進む映像ディレクター向けに、映像バージョン・尺・仮音声・読み方・納品仕様の確認事項を整理。コピーして使える相談メモ付き。
動画マニュアルのナレーション|費用の目安と原稿の作り方
動画マニュアルのナレーション費用は3分尺で5万円〜が目安です。企業VPとは読み方が根本的に違う理由、手順が聞き逃されない原稿の作り方、ファイル分割や差し替えを見据えた発注のしかたを解説します。
CONTACT
ナレーションのご依頼・お見積り
企業VP・CM・eラーニング・動画マニュアルなど、内容が固まっていない段階でも構いません。原稿量・使用媒体・希望納期をお知らせいただければ、こちらで確認したうえでご提案します。
- 料金
- ¥50,000〜
- 納期
- 原稿確定後、通常24〜48時間
- 納品形式
- WAV / MP3
※ご予算が決まっている場合は、その範囲で対応できるかご相談ください。
メールでのご相談も承ります:info@kobatee.jp