|
ブログ一覧へ
費用相場尺別料金

映像の尺でどう変わる?ナレーション費用の相場を15秒・30秒・1分・5分以上で解説

映像の尺別でナレーション費用はどう決まるのか

ナレーション費用は、単純に「読む秒数」だけで決まるわけではありません。実務では、尺・用途・媒体・拘束時間・修正回数・権利範囲の組み合わせで価格が変わります。そのうえで、見積もりの入口として最も使われやすいのが「映像の尺」です。

制作会社や企業の担当者がまず知っておきたいのは、短尺ほど安いとは限らないという点です。15秒や30秒のCM、Web広告、サイネージは、原稿量こそ少なくても、短い時間で印象を決めるために演技精度が強く求められます。反対に、5分以上の会社紹介や研修動画は文字量が増え、収録時間や編集確認の負荷が上がりやすくなります。

一般的な相場感としては、以下を目安にすると整理しやすいです。

  • 15秒:5,000円〜30,000円程度
  • 30秒:8,000円〜40,000円程度
  • 1分:10,000円〜50,000円程度
  • 5分以上:20,000円〜100,000円以上

この幅が大きいのは、宅録中心の案件から、スタジオ収録・著名ナレーター起用・広告利用まで条件差が大きいためです。相場を見るときは、金額だけでなく、どこまで含まれている料金かを必ず確認しましょう。

15秒・30秒・1分・5分以上の相場目安

15秒ナレーションの相場

15秒はWeb CM、SNS広告、デジタルサイネージ、店頭PVでよく使われる尺です。短いからこそ、テンポ、語尾、間、商品の印象づけが重要になります。

相場の目安は以下です。

  • 宅録ナレーター:5,000円〜15,000円
  • 実績豊富なプロ:15,000円〜30,000円
  • 広告案件・放映利用あり:30,000円以上になることも

短尺案件では、読み分けを複数パターン出す要望が多く、結果としてディレクション工数が増えます。見積もり時は、「1パターン料金か、複数テイク込みか」を確認するのが重要です。

30秒ナレーションの相場

30秒はテレビCM、YouTube広告、商品紹介動画で標準的な尺です。最も相談件数が多く、費用感も案件差が出やすいゾーンです。

  • 宅録・シンプル案件:8,000円〜20,000円
  • 企業VPや広告向けのプロ品質:20,000円〜40,000円
  • 放送・大規模広告展開:40,000円以上

30秒は短尺の中でも「情報量」と「印象」の両立が必要です。原稿が詰まりすぎるとリテイクが増えやすいため、費用だけでなく、秒数に対して原稿量が適正かも品質を左右します。

1分ナレーションの相場

1分はサービス紹介、採用動画、展示会映像、アプリ紹介などで多用される尺です。企業案件では最もバランスが良く、ナレーション費用も比較的読みやすい長さです。

  • 宅録案件:10,000円〜25,000円
  • 商用利用前提のプロ案件:25,000円〜50,000円
  • 指名・高品質案件:50,000円以上

1分程度になると、声質だけでなく、全体の抑揚設計やブランドトーンとの一致が重要になります。単純な読み上げではなく、映像と音楽に合わせた演出力が価格差につながります。

5分以上のナレーションの相場

5分を超えると、会社紹介、研修、eラーニング、IR、ドキュメンタリー、施設案内など長尺案件の領域です。ここでは秒単価よりも、文字数・収録拘束・ファイル分割・修正対応が費用に大きく影響します。

  • 5分前後の比較的シンプルな案件:20,000円〜50,000円
  • 10分以上の企業・教育系案件:50,000円〜100,000円
  • 専門用語が多い案件、長時間拘束、厳密な演出指定あり:100,000円以上もあり得ます

長尺では、読み間違い確認、チャプターごとの納品、差し替え対応などが発生しやすいため、見積もり時に修正条件と分納形式を明確にしておくとトラブルを防げます。

尺以外に費用を左右する主な要素

同じ30秒、同じ1分でも、費用が大きく変わる理由はここにあります。

用途・媒体

  • Web限定
  • 展示会限定
  • 社内研修限定
  • テレビ放送
  • YouTube広告
  • 全国キャンペーン

広告色が強く、露出範囲が広いほど料金は上がる傾向があります。

収録方法

  • ナレーターの宅録
  • 指定スタジオ収録
  • 立ち会い収録
  • リモートディレクション収録

スタジオ費、エンジニア費、立ち会い時間が加わると総額は上がります。

修正・リテイク条件

  • 読み間違い修正は無料
  • 演出変更は1回まで無料
  • 原稿差し替えは別料金

この線引きが曖昧だと、当初予算を超えやすくなります。

権利処理・使用期間

  • 買い切りか
  • 1年利用か
  • 媒体追加時に追加費用があるか

広告案件では特に重要です。

見積もり依頼時に伝えるべき項目

適正価格でスムーズに進めるには、最初の情報共有が重要です。以下をまとめておくと、見積もり精度が上がります。

  • 映像尺
  • 原稿文字数
  • 使用媒体
  • 使用期間
  • 希望する声のイメージ
  • 納期
  • 収録方法
  • 修正想定回数
  • ファイル形式、分割有無

「1分動画なのでいくらですか?」だけでは、正確な見積もりは出しにくいのが実情です。特に広告利用の有無は、必ず明記することをおすすめします。

予算と品質のバランスを取る考え方

費用を抑えたい場合、単に最安値を探すより、用途に合った品質を選ぶことが重要です。たとえば社内向け研修動画なら、過度に広告品質を求めなくても十分な場合があります。一方、ブランドイメージを担うCMや採用動画では、声の印象が成果に直結するため、価格だけで決めるのは危険です。

判断のポイントは次の通りです。

  • 短尺広告は演出精度を重視
  • 企業紹介は信頼感と聞きやすさを重視
  • 長尺研修は安定感と修正対応力を重視

ナレーション費用は「音声を読む作業料」ではなく、映像の説得力を上げるための演出コストとして考えると、予算配分の判断がしやすくなります。

まとめ

映像の尺別ナレーション費用の相場は、15秒で5,000円〜30,000円、30秒で8,000円〜40,000円、1分で10,000円〜50,000円、5分以上で20,000円〜100,000円以上がひとつの目安です。ただし実際の見積もりは、用途、媒体、収録方法、修正条件、権利範囲で大きく変わります。

制作現場では、尺は入口、条件整理が本番です。価格比較をするときは、金額の安さだけでなく、何が含まれているかを確認し、案件に合ったナレーターと収録体制を選ぶことが、結果的にもっともコストパフォーマンスの高い発注につながります。

ナレーションのご依頼・ご相談

企業VP・CM・ドキュメンタリーなど、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら