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ディレクター向け原稿制作

【ディレクター必見】プロが教えるナレーション原稿の書き方 5つのコツ

映像のクオリティは「原稿」で決まる

企業VPや商品紹介動画において、映像と同じくらい重要なのがナレーション原稿です。

「せっかく映像は綺麗なのに、ナレーションが不自然で内容が入ってこない……」

そんな経験はありませんか?
実は、プロのナレーターであっても「読みにくい原稿」を100%自然に聴かせるのには限界があります。

今回は、現役ナレーターの視点から「伝わりやすいナレーション原稿を書くための5つのコツ」を解説します。

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1. 「話し言葉」で書く

もっとも多い落とし穴が、「書き言葉(文章)」のまま原稿にしてしまうことです。

NG例(書き言葉)
> 「本製品は、従来品と比較し約30%の軽量化を実現しており、持ち運びが容易となっています。」

⭕️ OK例(話し言葉)
> 「この製品は、従来のものと比べておよそ30%軽量化。持ち運びがとても簡単になりました。」

目で見て理解しやすい文章が、耳で聞いてわかりやすいとは限りません。書いた原稿は、必ず一度声に出して読んでみましょう。 息継ぎが苦しかったり、舌が回りにくい箇所があれば、それは「読みにくい原稿」のサインです。

2. 1文を短くする

映像の尺に合わせようとして、1文に情報を詰め込みすぎるのはNGです。

NG例
> 「まずはアプリをダウンロードしていただき、アカウント登録を完了させた後、ホーム画面右上にある設定ボタンから各種通知の設定を行ってください。」

⭕️ OK例
> 「まずはアプリをダウンロードし、アカウントを登録します。(間)その後、ホーム画面右上の設定ボタンから、通知の設定を行ってください。」

1文が長いと、視聴者は情報を処理しきれません。「1文につき1メッセージ」を心がけ、適度に文を区切ることで、視聴者の理解度は格段に上がります。

3. 専門用語や同音異義語に注意する

業界内では当たり前の専門用語も、一般の視聴者には伝わらないことがあります。また「キカン(期間・機関・基幹)」のように、音だけで聞くと複数の意味に取れる言葉には要注意です。

  • 専門用語:できるだけ一般的な言葉に言い換えるか、映像内でテロップによる補足を入れる。
  • 同音異義語:「期間」なら「期間中」としたり、「スケジュール」と言い換えたりして誤解を防ぐ。

4. 句読点(、。)と「間」を意識する

原稿の句読点は、ナレーターにとって「息継ぎ(ブレス)」や「間を取る」ための重要な指示書です。

  • 「、」が多すぎると、細切れの不自然な読み方になる
  • 「、」が少なすぎると、どこで区切っていいのかわからず、のっぺりとした印象になる

強調したい言葉の前には、あえて読点(、)やスペース(全角アケ)を入れると、「ここで間を取って強調してほしい」という意図がナレーターに伝わりやすくなります。

5. 読みのルビ(ふりがな)を振る

固有名詞、専門用語、読みにくい漢字には、必ずルビを振りましょう。

  • 社名や製品名(例:株式会社〇〇)
  • 人名(例:代表取締役 山田太郎)
  • 特殊な読み方をする業界用語

「プロなんだから知っていて当然」と思われるかもしれませんが、固有名詞の読み間違いは大きなトラブルに発展します。確実な収録のために、ルビの指定は必須です。

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まとめ

伝わりやすいナレーション原稿を書くための5つのコツをおさらいします。

1. 「話し言葉」で書く
2. 1文を短くする
3. 専門用語や同音異義語に注意する
4. 句読点(、。)と「間」を意識する
5. 読みのルビ(ふりがな)を振る

これらを意識するだけで、ナレーションの仕上がりは劇的に変わります。完成した原稿は、必ずストップウォッチで計りながら声に出して読むことを忘れないでください。

高品質な映像にふさわしい、魅力的なナレーション制作の参考になれば幸いです。

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